永遠はあなたの感情に委ねられてる
アメリカのシンガーソングライター、ギタリスト、そしてレコードプロデューサー、Lucy Dacusの4thアルバム『Forever Is a Feeling』よりタイトルチューン『Forever Is a Feeling』

I crossed a line
And you followed close behind
We were cherry red in your forest green
1993 Grand Cherokee
You knew the scenic route
I knew the shortcut and shut my mouth
Isn’t that what love’s about?
Doing whatever to draw it out?
線を越えた
そしてあなたは後ろに近づいた
私たちはさくらんぼの赤だった、あなたの緑の森で
1993年式のグランドチェロキー
あなたは眺めの良いルートを知っていた
私は近道を知っていたけけど黙っていた
愛ってそういうことじゃない?
長引かせるためにはなんでもするってことじゃない?
This is bliss
This is Hell
Forever is a feeling
And I know it well
これは幸福で
これは地獄
永遠は感情
そのことをよく知ってる
I’m no good at faces or names
Places or days
Zip codes and timezones
But I remember everywhere we’ve ever been and when
I remember thinking you wеre pretty when we met
I’m reading you like road signs
Tell me where to go
My wrists are in your ziptie
25 to life, why not?
顔も名前も覚えるのが苦手
場所も日付も
郵便番号もタイムゾーンも
だけどすべての場所を覚えている、私たちが行ったことのある場所といつだったかを
出会ったときあなたを可愛いって思ったことは覚えてる
あなたを道路標識のように読み取っている
どこに行けばいいのか教えて
私の手首はあなたのケーブルタイ
25年から終身刑まで、それもいいじゃない?
Yeah, you’re smart
But you’re dumb at heart
And that’s a good start
This is bliss
This is Hell
Forever is a feeling
And I know it well
ええ、あなたは賢い
でもあなたの心は押し黙っている
それはいいスタート
これは幸福で
これは地獄
永遠は感情
そのことをよく知ってる
Forever is a feeling (I know it well)
Forever is a feeling (I know it well)
Forever is a feeling
Forever is a feeling
Forever is a feeling (Forever)
Forever is a feeling (Forever)
Forever is a feeling
Forever is a feeling (Forever)
永遠は感情(私はそれをよく知ってる)
永遠は感情(永遠)
Grand Cherokee:アメリカを代表する世界的な4WD車ブランド、ジープのフラッグシップモデルであるSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)。歌詞の中では車の色は歌われていませんが、Lucy Dacusのイメージからこんな赤い車なんじゃないかと想像できます

draw out:引き伸ばす、長引かせる
wrists:手首
ziptie:ケーブルタイ、結束バンド
25 to life:終身刑(Life imprisonment)を言い渡された人が、仮釈放の資格を得るまでに最低25年間は服役しなければならない、という意味の英語のスラング・俗語表現で、文字通り「25年から一生まで」の服役期間。ここでは「あなたにとらわれる」のが一生になっても良い、ということになります。
アメリカ合衆国のラッパー、eminemの曲にも同様の表現があります。
Rolling Stoneのインタビューでは次のように語っています。
そもそも、何かを「永遠であってほしい」と願っても、大抵の場合はそうはならないことがほとんどじゃないですか。そういう落胆を何度も経験すると“事実としての永遠”なんてものは信じられなくなるんですよね。自分たちはいつか死ぬし、物事は自分の手の届かないところで変化していくんだ、って真理を受け入れざるを得なくなっていく。
だからこそ、それが実際に永遠に続くかどうかは別として、自分がこれは“永遠だと感じる瞬間”のほうがリアルだと思うんです。過去や未来のことを考えていない──あるいは考えていたとしても、広がりをもって感じられるような──今、その永遠を噛み締めている嘘のない瞬間・場所、それこそが本当の愛の在るべき場所なんだ、って思うんです。
このアルバムには、boygeniusでのバンドメンバーでもあるPhoebe Bridgersへの友情を歌った『Modigliani』や、同じくバンドメンバーでもありパートナーでもあるJulien Bakerに向けた『Most Wanted Man』など、彼女の現在進行形の「永遠と思える感情」が詰まっています。
2026年2月の初来日、とても楽しみです!
