イヤホン試聴プレイリスト – Only Shallow – My Bloody Valentine (1991)

イヤホン買う時どの曲聴いて決める?

今回は歌詞和訳ではなく、素人ながらオーディオの記事です。

約10年間使っていたイヤホンがついに断線してしまったため新調しました。
今は家電量販店などの店頭にて自分のプレイヤーやスマホを接続して、
購入する前にさまざまなメーカーの機種を試聴することができるのですが、
その際「どの曲を聴いて決めるのか?」迷いどころです。
今回は前回購入時から試聴リストとして欠かせない2曲と、今回初めて試聴リストに追加した2025年の4曲をご紹介します。

前回からの継続曲

シューゲイザー:Only Shallow – My Bloody Valentine (1991)

言わずと知れたシューゲイザーの名盤、My Bloody Valentine の2nd Album『loveless』より『Only Shallow』

このアルバムこそ諭吉イヤホン沼にハマるきっかけとなった作品で、私にとってオーディオ機を試聴するには欠かせない1曲となっています。

初めて聴いた時はまだ数千円程度のイヤホンだったため「なんだか音がたくさん重なってよく分からない」で、すっかり洋楽自体からも離れてしまったのですが、数年後に少し高級な機種に買い替えた後に再度聴いてびっくり。

そこで初めて「解像度」という言葉を知ることになります。Kevin Shieldsによって何重にも重ねられたディストーション、フィードバックノイズ、リバースディレイ。これらが聴き分けられつつも全体としてうまく混ざり合い、彼の真意にどこまで近づくことが出来るかがポイント。

ちなみに和訳はすでに素晴らしいものがあるため下記ブログをご参照ください。
マイブラの歌詞、以前はCDに歌詞カードがついていなかったため未知でしたが、今はgeniusのサイトから確認ができます。

りりっくりすと
洋楽に和訳と日本語詞までつけてみた

クラシック/コンテンポラリー:Music for 18 Musicians – Steve Reich (1998)

ミニマル・ミュージックの第一人者Steve Reichの代表作品『Music for 18 Musicians』
Nonesuch Recordsから1998年にリリースされたこちらの録音は、冒頭の『Pulses』でシロフォンやバスクラリネット、女性コーラスによる同じ音の連続「パルス」が右から左へ流れていくようなマスタリングが見事です。この右から左への循環がどれだけスムーズかが選択の決め手。

2025年のヘビロテ曲

とはいえ最近聴いている作品での比較もしたいところ。今回は上記に加えて
このブログの宣伝も兼ねて、2025年のヘビロテ曲も試聴しました。

エレクトロニカ:iPod Touch – Ninajirachi (2025)

正確にはこの曲ではなくバスブーストが印象的な冒頭の『London Song』で。後述の通りエレクトロニカの電子音はイヤホンによって方向性が全く異なるので、エレクトロニカがお好きな方はぜひ試聴した方が良いです。

エクスペリメンタル:Facing Atlas – Anna von Hausswolff (2025)

冒頭の聴こえるか聴こえないか程のSaxの畝りから、キラキラな打楽器群、Annaの無垢かつ呪術的なVoが耳に刺さらず美しく響くかどうか。

メタル:Winona – Deafheaven (2025)

冒頭の小音で美しいギターのトレモロからのクレッシェンド、最終的な爆音という凄まじい音量レンジ、そしてなんといってもVo. George Clarkeのデスボイスをどこまで表現できるか。

映画音楽:The Dark Knight Suite: Part 2 (Live) – Hans Zimmer (2025)

オーディオメーカーBang & Olufsenの「ヘッドホンの性能を試すためのベストソング」にも挙げられているChristopher NolanのBatman映画『The Dark Knight』から『Why So Serious?』ですが、

Original Soundtrackの方は肝心の低音登場までに5分近くかかり、試聴するには長すぎるため、ショートバージョンのこちらを。Live録音なので臨場感や観客の声援なども聴き比べられます。

今回の候補と結果

試聴したのは final という、神奈川県川崎市に所在する日本のオーディオメーカーの3種類。自分で組み立てるイヤホンや、各人の耳に合わせた完全カスタマイズイヤホンなど、常に興味深い取り組みで注目を集めています。

後述の通り、秋葉原のヨドバシカメラは店内BGMが大きすぎ、『Music for 18 Musicians』を聴き比べられる環境ではなかったので今回は断念。最終的に購入したE5000で自宅で聴いたところ素晴らしかったのでホッとしました。

曲/機種E4000E5000S3000
マイブラ⚪︎⚪︎
18人の音楽家
ニーナ⚪︎×
アナ⚪︎
デフヘヴン⚪︎⚪︎
ハンスジマー⚪︎⚪︎
まとめ良心的な価格とどのジャンルも鳴らせるオールマイティーさエントリーモデルとして最適E4000より解像度がより上がって電子音の音も好みストリングス等生楽器のサウンドは素晴らしいが電子音の作りが好みに合わず、重低音もボワボワしている

左からE4000、E5000、S3000

S3000の上位機種であるS4000、S5000は店頭展示しておらず(4万超えだからでしょうか)試聴しませんでしたが、世のレビューを見る限りS3000と同じ傾向の作りらしく、エレクトロニカやJPOPはボワボワした低音になってしまい向いていないと思われる一方、

生楽器の音やボーカルは素晴らしいらしく、クラシックやジャズ、ヤマタツなどを聴く方にはとても良さそうです。(というか4万超えでジャンルが限定されるなんて、なんて贅沢なコンセプトなんでしょうか。。。)

3機種とも小さな筐体で最大限の音質を保つための作りのため、音漏れが結構あります。電車内でデフヘヴンを聴くのはやめておこう・・・

また3機種ともそれなりのアンプとの接続を想定されている製品らしく、スマホ直差しでは出力が弱すぎてかなり音量を上げないといけませんでした。

スマホで気軽に音楽を聴くだけなのに「文鎮」「弁当箱」とも言われるポタアン(ポータブルDACアンプ)はちょっと大袈裟なので、今のところ直差しですが、こちらを導入するとまた違った感動が生まれそう・・・(沼)

写真は後述の「eイヤホン」さんよりおすすめのポータブルアンプ(ポタアン)

どこで試聴する?

家電量販店、専門店

前述の通り、大型の家電量販店や「eイヤホン」のような専門店では店員さんにお願いしなくても自分のプレイヤーやスマホを接続して自由に試聴ができるのですが、とにかく店内BGMが大きく、試聴の邪魔になることも。

それはイヤホンの遮音性を試す分には丁度いいのかもしれませんが、クラシックなどの小音量の曲を試すには向いていません。ということで今回はMusic for 18 Musicians – Steve Reichの試聴は断念しました。

オーディオメーカーの直営店

残念ながらfinal社はリアルストアの営業が終了してしまったのですが、たとえばSONYでしたらソニーストア 銀座などの直営店があります。
お得意様でもない限りなかなか敷居が高いものがありますが、静かに試聴でき、メーカーの方のアドバイスもいただけるとなると最高の環境ではあります。

超いいアンプ・スピーカー付きの特別室、レコード持ち込みで試聴できるお得意様になるのはいつのことやら、、ちなみにこちらの動画はエントリーモデルのレコードプレイヤーを検討するのに大変参考になりました。まだ買ってないけど。

エントリー価格帯・国内メーカー、アナログプレーヤー11台聞き比べ(概要説明)

春の/秋のヘッドフォン祭で試聴する

タイミングが合えば東京都中野に所在するビジュアル・オーディオ専門店、フジヤエービックが年に2回開催している「ヘッドフォン祭り」がおすすめです。国内外80社のオーディオメーカーが参加しており、家電量販店ではお目にかかれない珍しい機種や、一般発売前の機種なども試すことができます。会場も中野サンプラザなどのカンファレンスホールのため、割と静かな環境で試聴することが可能です。

2025/12/11追記
ポータブルオーディオに特化したイベント、「eイヤホン」さん主催の「ポータブルオーディオフェスティバル(通称:ポタフェス)」が2025/12/13、14に開催されます。
eイヤホンのPRスタッフさんがチューニングした低音重視イヤホンも展示される模様で、こちらも要チェックです!
ポタフェス 2025冬 秋葉原

Final社の神サポート

最後に前機種からお世話になっているFinal社の神サポート対応経験を。
前機種はHeaven Ⅵというフィギュアスケートの羽生選手も使用している製品で(羽生選手はかなりのイヤホンマニアで、前述のeイヤホンにも来店されたことがあるそう。)高級感のある外観と軽い装着感、どのレンジも良く鳴る素晴らしい製品だったのですが、中古での購入ということもあり、2回断線。1回目は個人で運営している修理業者に依頼して直りましたが、2回目はその修理業者に連絡がつかず、サポートセンターに連絡することに。

↑中古購入、公式サポートではない業者にて修理実績あり、イヤホンしたまま耳当て装着、どう考えてもサポートの対象なのですが、、返って来た返信はなんと・・・

約半額の値段で新品と交換してくれるとのこと・・!
無事新品と共に、大量のイヤーピースも付属して送付いただきました🙏

このような神サポートをいただいたこともあり、ブランド名がFinal audio designの頃からのfinal社の大ファンとなりました。

私のマイブラ経験のように、オーディオの種類を変えただけで、今まで聴いてきた曲に新しい発見があることはとても魅力的です。次のお休みには、あなただけのスペシャルプレイリストを持ち込んで、試聴しに行ってみてはいかがでしょうか。

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